米騒動研究ブログ

米騒動について、複数の書き手によるブログです。これまでの研究を紹介したり、ネット記事にコメントしたりとのんびりやっていきます。

米騒動・大戦後デモクラシー100周年研究会(東日本)

このようなお知らせが上がっていましたので、こちらでもお知らせしておきます。

米騒動・大戦後デモクラシー100周年研究会(東日本)

主催 米騒動史研究会

2017年11月18-19日 

会場 専修大学生田校舎10号館10202教室

(小田急向ヶ丘遊園駅北口で専修大行き小田急バス乗車)

 第一次大戦末の米騒動、朝鮮の三・一独立運動、中国の五・四運動などの100周年が近づいています。実質米価騰貴率(米価上昇率を賃金上昇率で割ったもの)の急騰、それに応ずる鉱工業地帯での賃上げ騒擾(争議・暴動)、大都市での消費者運動の急増が1917年端境期からだったことが、指摘されています。したがって米産地である移出地帯富山県での18年夏の積出し反対を米騒動の始まりとして来たのには根拠がなく、事実は大消費(移入)地帯である鉱工業地・大都市で一年も前から始まっていたことになります。最も早かっのは北九州の炭田地帯と京浜の造船所群で、今年11月は造船所暴動で最初の浅野造船所争議(現・横浜市内)の百周年に当たりますので、23日の休日には(同年すでに三度も争議を繰り返していた石川島造船所も含めて)造船地帯跡の見学も行います。研究会ではその説明も行います。こぞってご参集下さい。

開会 2017年11月18日13時  

100周年と米騒動像の転換             井本三夫

米騒動と朝鮮                    趙景達

1789年段階のフランスの食糧蜂起         近江吉明

大戦期東南アの米輸出と日本による買占め      佐藤いづみ

米騒動と民衆――神戸を事例として(仮題)      藤田貴士

米騒動消費者運動の歴史              渡引礼 

常磐炭田と山代吉宗――米騒動の進展のなかで 赤城弘

      

他にも中国情勢などについても講演依頼中です。発表をご希望の方は米騒動史研究会(井本気付、Eメールimoto-mt◎jcom.home.ne.jp)宛ご連絡下さい。◎を@に変更して下さい。

米騒動史研究会: 2017年11月18-19日に米騒動・大戦後デモクラシー100周年研究会(東日本)を開催します